SBIファーマは、5-ALA(5-アミノレブリン酸リン酸塩)を利用したペット用健康食品、畜産、水産用飼料の開発事業を行っています。
近年の獣医学の発達、食生活や環境の改善により、犬、猫をはじめとするペットの寿命は飛躍的に伸びています。しかし、その代償として、人間と同じような生活習慣病、老齢に伴う病気がペットにおいても問題になりつつあります。
家族の一員である愛犬、愛猫と少しでも長く一緒にいたい、健やかでいてほしいと思う飼い主さんからの要望に応えて、私達はペット用健康食品の研究、開発を行っております。
SBIファーマは、医薬品開発や健康食品の開発、販売を通して安全性に関する詳細な検証、並びに実績を得ております。
これまでに得られた実績から、ペットに対しても摂取量を守ることで安心してお使いいただけるものと確信しております。
ウシ・ブタ・ニワトリなどの家畜においても、5-ALAは人間同様ヘムの合成に利用されます。
5-ALAの持つ多面的な作用により、産子数向上、体重(肉量)向上、感染症予防などのさまざまな効果が期待されています。
ヘムは食肉にも元々ミオグロビン(肉を赤く見せる色素)の形として多く含まれる成分であり、近年問題となっている抗生物質や肥育ホルモン剤の食肉残留のような、消費者の健康への懸念もないと考えられています。畜産農家さんのご協力を得て、私たちは製品化に向けてさらなるデータ収集を続け、提携企業と共に全世界に製品を供給してまいります。
5-ALAはさまざまな生物にとって必須の成分であるため、家畜のみならず海産資源の増産にも利用されます。
東京海洋大学のチームは、食用として広く知られるバナメイエビに5-ALA含有飼料を与えたところ、免疫に関連する遺伝子が活発化し、細菌感染への抵抗力の増強と生長の促進が認められることを発見しました (Aquaculture Research. 2019;50:1131-1141)。
人間の健康にとどまらず、地球の人口増に伴い急激に高まる食糧需要への解決策の一つとして、今後5-ALAの新たな可能性が期待されます。