光線力学診断用剤「アラグリオ®内用剤1.5g」の卵巣がんを対象とした開発に関する合意のお知らせ

SBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾吉孝、以下「SBIファーマ」)と日本化薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川村茂之、以下「日本化薬」)は、アミノレブリン酸塩酸塩(※)を成分とした光線力学診断用剤「アラグリオ®内用剤1.5g」(以下、「本剤」)について、卵巣がんの切除術時におけるがんの可視化の適応追加に向けた国内第Ⅲ相試験を実施することで合意しましたのでお知らせいたします。

SBIファーマおよび日本化薬は、がんと闘われているより多くの患者様および医療従事者の皆様に貢献できるよう、本剤についての開発を進めてまいります。

 

(※)アミノレブリン酸は体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸のひとつです。アミノレブリン酸ががん細胞に取り込まれると、その主要代謝産物であるプロトポルフィリンIXが蓄積し、そのプロトポルフィリンIXに励起光が照射されるとがん細胞が蛍光を発します。その性質を利用し、アミノレブリン酸塩酸塩は筋層非浸潤性膀胱がんや悪性神経膠腫の術中診断薬として実用化されております。

卵巣がんについて
卵巣がんは、わが国の女性では罹患率が9番目に多く、女性生殖器悪性腫瘍の中で最も死亡者数の多い疾患との報告があり、進行症例における治療成績の向上が卵巣がん治療の重要な課題となっています。また、進行卵巣がんの治療において、手術で腫瘍を完全に切除することは、最も重要な予後規定因子のひとつと言われています。

以 上

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先:

SBIファーマ株式会社  info_ala@sbigroup.co.jp
日本化薬株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 03-6731-5237

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