光線力学診断用剤「アラグリオ®顆粒剤分包1.5g」の共同開発に向けた基本合意のお知らせ

日本化薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:涌元厚宏、以下「日本化薬」)とSBIホールディングス株式会社の子会社で5-アミノレブリン酸(5-ALA)(※1)を利用した医薬品、医療機器の研究・開発を行っているSBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾吉孝、以下「SBIファーマ」)は、「アラグリオ🄬顆粒剤分包1.5g」(以下、「本剤」)について、日本国内における共同開発に向けて基本的に合意しましたのでお知らせいたします。

現在、本剤は膀胱がんの切除術式の一つである経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)(※2)において、手術中に患部に青色励起光を当てることで腫瘍部位が赤色蛍光を発し、正常組織と識別する目的で使用されております。

日本化薬とSBIファーマは、SBIファーマが製造販売する本剤について、日本国内における独占販売権許諾に関する契約を2021年に締結しておりますが、この度の基本合意により、両社は本剤の用途を他領域に広げるべく検討を開始いたしました。

日本化薬およびSBIファーマは、本剤についての共同開発を進めることにより、がんと闘われているより多くの患者様および医療従事者の皆様に貢献できることを期待しております。

 

(※1)5-アミノレブリン酸(5-ALA):体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。5-ALAは、焼酎粕や赤ワイン、高麗人参等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

(※2)経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT):開腹せずに尿道から手術用膀胱鏡を挿入し、膀胱を温存しながら腫瘍を切除する術式のことです。

以 上

*******************************************
本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
日本化薬株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 03-6731-5237

SBIファーマ株式会社  info_ala@sbigroup.co.jp

 

印刷時には、PDFデータをご利用ください。
印刷用

Mechanical Translations by Google »