SBI ファーマ株式会社
SBIホールディングス株式会社の子会社で5-アミノレブリン酸(ALA)(※1)を利用した医薬品、健康食品及び化粧品の研究・開発等を行っているSBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表:北尾吉孝、以下「SBIファーマ」)は、アラブ首長国連邦(UAE)の医薬品製造販売会社であるNeopharma LLC(本社: UAE・アブダビ市、代表:B.R.Shetty、以下「ネオファーマ社」(※2))と、ALAを用いた糖尿病及びマラリアの治療薬に関する独占的ライセンス契約を締結しましたのでお知らせいたします。
本契約に基づき、SBIファーマはネオファーマ社に対し、全世界におけるALAを用いた糖尿病およびマラリアの治療に関する特許およびノウハウの実施権を供与するとともに、その対価として、契約一時金と開発の進捗に応じたマイルストーンペイメントを受領します。
ALAを用いた糖尿病およびマラリア治療薬の開発では、すでに培養細胞および動物を用いた試験でそれぞれの薬効が確認されています。また英国でのフェーズⅠ臨床試験も完了しており、健常人での安全性も確認されております。今後は、ネオファーマ社が、マラリア治療薬についてはインドのNational Institute of Malaria Researchにて、糖尿病治療薬についてもその他の海外医療機関にてフェーズⅡ/Ⅲの臨床試験を行ってまいります。
SBIファーマはアンメットメディカルニーズに応える医薬品を世界中の一人でも多くの方に提供できるよう、今後もALAの様々な可能性を追求し、研究開発に努めてまいります。
(※1)5-アミノレブリン酸(ALA)とは:体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン、高麗人参等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。
(※2)ネオファーマ社:2003年に設立されたUAEの医薬品製造販売会社であり、抗生物質製剤、解熱鎮痛消炎剤、糖尿病用剤、循環器官用薬、呼吸器官用薬、消化器官用薬、ビタミン剤等のNeopharmaブランドのジェネリック医薬品の製造、販売を行っております。また、同社グループには、年間300万人以上の患者が来訪するアブダビ最大の私立病院を運営するNMC Health PLC(ロンドン証券取引所上場)などの有力企業があり、王族との深いつながりも有する企業であります。
以上
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本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
SBI ファーマ株式会社 経営企画部 03-6229-0095
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