徳島大学との共同出願によるインフルエンザウイルス感染症の予防・治療に関する特許取得のお知らせ

SBI ファーマ株式会社

 SBIホールディングス株式会社の子会社で5-アミノレブリン酸(ALA)(※1)を利用した医薬品、健康食品及び化粧品の研究・開発等を行っているSBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表:北尾吉孝、以下「SBIファーマ」)は、インフルエンザウイルス感染症の予防・治療に関して、このたび日本での特許を取得しましたので、お知らせいたします。

 なお、本特許は、国立大学法人徳島大学(所在地:徳島市、学長:野地 澄晴)と共同で出願したものです。

【特許番号】特許第5920901号
【発明の名称】インフルエンザウイルス感染症の予防・治療剤
【特許権者】SBIファーマ株式会社、国立大学法人徳島大学
【特許出願日】2013年6月3日

 毎年世界中で流行がみられ、死亡例を伴う集団感染を引き起こすインフルエンザウイルス感染症に対して、予防的には免疫を利用するインフルエンザワクチン、また治療的にはウイルス表面に存在する酵素ノイラミニダーゼの阻害剤であるオセルタミビルやザナミビル等が、現在多くのケースで使用されています。しかし、これらの治療薬が奏効するのは、感染早期(48時間以内)とされるうえ、最近では同薬剤の耐性ウイルス検出の報告があるため、新しい薬剤の開発が期待されています。

 このたび、インフルエンザに感染させたモデルマウスにALAとクエン酸第一鉄ナトリウム(SFC)(※2)を投与したところ、摂食量、体表面温等の低下を防ぎ、生存率の向上が観察されました。ALAとSFCの作用メカニズムは、ウイルスの増殖阻害とは異なり、重症化の引き金となる炎症による血管内皮細胞の破綻を防ぐことで、主に脂質に依存する血管内皮細胞のエネルギー代謝を改善し、炎症性サイトカインの産生を抑制することであると考えられます。今後のインフルエンザウイルス感染症に対する新たな治療可能性を見いだすことができ、特許の取得に至りました。

 SBIファーマはアンメットメディカルニーズに応える医薬品を世界中の一人でも多くの方に提供できるよう、今後もALAの様々な可能性を追求し、研究開発に努めてまいります。

(※1)5-アミノレブリン酸(ALA)とは:体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン、高麗人参等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

(※2)クエン酸第一鉄ナトリウム(SFC)とは:貧血の治療や予防に有効な化合物で、古くから広く医薬品や健康食品に利用されています。

以上

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
SBI ファーマ株式会社   経営企画部     03-6229-0095

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