センチネルリンパ節がん転移識別装置に関する特許取得のお知らせ

SBIファーマ株式会社

 SBIホールディングス株式会社の子会社で5-アミノレブリン酸(ALA)(※1)を利用した医薬品、健康食品及び化粧品の研究・開発等を行っているSBIファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表:北尾吉孝、以下「SBIファーマ」)は、センチネルリンパ節がん転移識別装置に関して、このたび日本での特許を取得しましたのでお知らせいたします。

【特許番号】特許第5889398号
【発明の名称】センチネルリンパ節がん転移識別装置
【特許権者】SBIファーマ株式会社
【特許出願日】2013年3月27日

 転移性がん原発巣摘出手術においては、転移の可能性のあるリンパ節を切除することが従前の標準的な術式となっていますが、近年では、患者の QOL(Quality of Life:生活の質)を改善するため、手術中にセンチネルリンパ節(※2)を検査し、がん細胞の転移が無い場合は、リンパ節の切除を省略したり、切除範囲を縮小したりする措置を取ることができるようになっています。

 ALA を投与すると、がん細胞にポルフィリンが蓄積されることが知られていますが、このたび SBI ファーマでは、このがん細胞に蓄積したポルフィリンを検出することで、病巣周辺のセンチネルリンパ節におけるがん転移の有無を識別できる装置を発明し、特許を取得いたしました。

 SBIファーマはアンメットメディカルニーズに応える医薬品を世界中の一人でも多くの方に提供できるよう、今後もALAの様々な可能性を追求し、医薬品等の研究開発に努めてまいります。

(※1)5-アミノレブリン酸(ALA)とは:体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれるエネルギー生産に関与する機能分子の原料となる重要な物質ですが、加齢に伴い生産性が低下することが知られています。ALAは、焼酎粕や赤ワイン、高麗人参等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。

(※2)センチネルリンパ節とは:がんなどの病巣から流れ出たリンパ液が最初に流入するリンパ節のことで、このセンチネルリンパ節を通ってがんが全身に転移すると考えられています。

以上

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
SBI ファーマ株式会社   経営企画部     03-6229-0095

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